風水で縁起悪い土地・縁起の良い土地の特徴は?土地選びのポイントも

土地選びの際は、ただ単に広さや価格だけでなく、風水的な要素も考慮するという人は少なくないでしょう。縁起の良し悪しは生活や投資に影響を与える要素となります。

そこで今回は、風水的に縁起悪いとされる土地の特徴や、逆に良いとされる土地の条件について解説します。また、土地選びで失敗を避けるためのポイントについてもご紹介します。縁起の良し悪しと土地探しにおけるポイントを組み合わせ、賢明な土地選びを行いましょう。

土地選びで縁起の良し悪しを考えるのはなぜ?

土地選びで縁起の良し悪しを考えることは、さまざまな文化や信仰体系で一般的な概念です。なぜなら、土地が住む人々の生活や繁栄に影響を与えると信じられているためです。

風水の観点では、中国の伝統的な風水が土地選びに影響を与えます。山や川の位置、土地の形状などが吉凶に影響を与え、適切な場所に住むことで健康や繁栄が訪れるとされています。

また、宗教的信念も土地選びに影響を与えます。特定の神聖な場所や神社の周辺は縁起が良いとされ、そこに住むことが幸福をもたらすと信じられています。反対に、災厄があるとされる場所からは遠ざかる傾向があります。

歴史や伝承も土地選びに関係します。土地が歴史的に災害が多発した場所である場合、そこに住むことは避けられます。一方、繁栄した歴史を持つ土地は縁起が良いとされることがあります。

風水的に縁起悪いといわれる土地の特徴

縁起が悪いといわれる土地には特徴があります。土地を選ぶ際は、土地の形や位置、周辺の状況などをよく確認し、縁起について調べたうえで建てたい家とマッチするかを検討しましょう。

まずは、縁起が悪いといわれる土地の特徴を8つ紹介します。ぜひ土地選びの参考にしてください。

三角形や台形などいびつな形をしている

風水や伝統的な信仰において、三角形や台形などいびつな形をしている土地の縁起が悪いとされる理由は、その土地の形状がエネルギーの流れを妨げる可能性があるためです。具体的な特徴としては以下が挙げられます。

まず、不規則な形状は風水的にバランスを崩しやすく、良い気(エネルギー)の流れが阻害されることが考えられます。エネルギーの流れが阻害され続けると、住んでいる人々の運気や幸福に悪影響を与えると信じられています。

さらに、いびつな形状の土地では適切なエネルギーの収束が難しくなります。風水では、良いエネルギーが適切に集まることが繁栄に寄与するとされていますが、形状が不規則であるとエネルギーの収束が困難となります。

土地の入口が狭い

土地の入口が狭いことが縁起悪いとされる理由は、エネルギーの円滑な流れが妨げられる可能性があるためです。

土地の入口が狭い場合、風水的にはエネルギーの流れが制約されると考えられています。エネルギーが円滑に流れるためには、土地の入口や玄関が広く開けられることが望ましいとされています。そのため、狭い入口は良いエネルギーが制限され、住んでいる人々の運気や繁栄に悪影響を及ぼすと信じられています。

また、入口が狭いとポジティブなエネルギーが家や建物に十分に取り込めない可能性があります。ポジティブなエネルギーが取り込まれない状態が続くと、住民の生活において不運や障害が増えるといわれています。

周辺と比べて位置が低い

周辺と比べて位置が低い土地の縁起が悪いとされる理由は、土地の高低差が運気や繁栄に影響を与えるといわれるためです。

風水の観点では、土地の高低差がエネルギーの流れに影響を与えると考えられています。一般的に、高い場所に住むことは良い気を受け入れやすいとされ、逆に低い場所は悪いエネルギーが滞留しやすいとされています。そのため、周辺と比べて位置が低い土地は、風水的には縁起が悪いと見なされることがあります。

また、高い場所からは景色や広がりが得られるため、それが生活環境にポジティブな影響を与えるとされています。逆に低い場所では、周囲の景観が制限される可能性があり、これが縁起が悪いと考えられる一因です。

ただし、土地の高低差が生活にどのような影響を与えるかは主観的であり、異なる文化や宗教においても解釈が異なる点には注意しましょう。

傾斜地・崖地に面している

傾斜地や崖地に面している土地が縁起が悪いとされる理由はいくつか存在します。

風水の観点から見ると、傾斜地や崖地はエネルギーの流れを阻害しやすいと考えられています。土地が急峻であると、エネルギーの流れが滞留しやすくなり、住んでいる人々の運気や繁栄に悪影響を与える可能性があります。

さらに、傾斜地や崖地に建てられた家屋は、安定性や安全性の面で課題が生じる可能性があります。地滑りや崩壊のリスクが高まり、住環境が不安定になることも考えられます。
また、傾斜地や崖地に面した土地は、通常、利用可能なスペースが制限されることがあります。これが生活環境や家屋の設計に影響を与え、住みづらい状況を招く可能性もあるでしょう。

傾斜地や崖地に住むことが必ずしも悪いとは限りませんが、特に風水や伝統的な信仰においては土地の形状が重視され、適切な場所の選択が提唱されています。

3方以上が道路に囲まれている

3方以上が道路に囲まれている土地が縁起が悪いとされる理由は、風水や信仰において、土地の形状がエネルギーの流れに影響を与えると信じられているためです。

3方以上が道路に囲まれた土地は、エネルギーの流れが乱れる可能性があると考えられています。道路は通常、移動や流れの象徴であり、3方以上が道路によって取り囲まれると、エネルギーが外部に逃げやすくなり、住んでいる人々の運気や繁栄に悪影響を及ぼすとされています。

さらに、周囲が道路によって囲まれている土地は、プライバシーや安全性の観点からも不利とされています。周辺の移動がしやすく、住環境が静かで穏やかでない可能性があります。

3方以上が道路に囲まれた土地も、必ずしも縁起が悪いとは限りませんが、風水や信仰においては土地の形状が重要視されており、適切な配置が奨励されることがあります。

川や用水路が近くにある

川や用水路が近くにある土地が縁起が悪いとされる理由は、水の流れが持つエネルギーが住んでいる人々に対して悪い影響をもたらすと信じられているためです。

水はエネルギーの流れを象徴していますが、水の流れが強すぎると悪い気(ネガティブエネルギー)が運ばれると考えられています。川や用水路が近くにある土地では、水の流れが強くなり、住んでいる人々の運気や繁栄に悪影響を及ぼすとされています。

また、洪水のリスクが高まることも考えられます。川や用水路が近くにある土地は、豪雨や氾濫時に水害に晒されやすくなり、これが住環境の不安定さや縁起の悪さと結びつけられることがあります。

神社・寺が正面にある

神社・寺が正面にある土地が縁起が悪いとされるのは、信仰上の理由や風水的な観点から、特定の場所に対する適切な尊重と避けるべき場所があるとされているためです。

風水の観点では、神社や寺院は霊気が集まる場所とされ、エネルギーが直接家屋に向かうことは避けるべきとされています。土地の正面に神社や寺院があると、エネルギーが直接住んでいる人々に流れ込む可能性があり、これが縁起が悪いと考えられています。

また、神社や寺院は一般的に人々が尊敬し信仰する場所であり、その存在が住居の前にあることで、住民がプライバシーを守りにくくなり、生活環境が安定しづらくなることが懸念されることもあります。

墓地・斎場が近くにある

墓地・斎場が近くにある土地が縁起が悪いとされる理由は、霊的なエネルギーが住み手に影響を与えるという信念からきています。

墓地や斎場は亡くなった者の霊的なエネルギーが集まる場所と考えられています。これらの場所から発せられるエネルギーが住んでいる人々に直接影響を与えるとされ、それが縁起が悪いとされる一因となります。

また、墓地や斎場の近くに住むことは、亡くなった者の霊的なエネルギーに敬意を払うという文化的な観念にも反すると考えられます。これが住民の精神的な不安や縁起の悪さと結びつけられることがあります。

墓地や斎場はしばしば静かな環境が求められる場所であり、その周辺に住むことで生活環境が騒音や混乱にさらされやすくなることも懸念される要因です。

風水的に縁起良いといわれる土地の特徴

縁起が悪い土地がある一方で、縁起が良いとされる土地も存在します。快適かつ安心して住むためには、住宅へのこだわりだけでなく家を建てる土地についても考慮しましょう。

以下では、風水的に縁起が良いとされる土地の特徴を5つご紹介します。

日当たり・風通しが良い

日当たり・風通しが良い土地は、縁起が良いとされる特徴の1つであり、快適な居住環境や健康に寄与すると考えられています。

日当たりが良い土地は、陽光を十分に受けることができます。太陽光は自然な光源であり、住居や周辺の環境を明るくし、気分を向上させる効果があります。また、良い日当たりは植物の成長や室内の湿度の調整にも寄与し、生活環境の質を向上させる要素です。

良い風通しの土地は、新鮮な空気が流れ込みやすく、室内を健康的で心地よい状態に保ちます。風通しの良い環境は室内の換気を促進し、悪臭や湿気の発生を防ぎます。これが住んでいる人々の健康や快適な生活に寄与すると考えられています。

日当たりや風通しの良い土地は、気流が良くなることで暑さや寒さの緩和にもつながります。これにより、夏は涼しく、冬は温暖な環境を維持しやすくなり、エネルギーコストの削減も期待されます。

土地が四角形または長方形である

土地が四角形または長方形であることも、縁起が良いとされています。

四角形または長方形の土地は、形状が整っていてバランスが取れていると見なされます。風水では、土地の形状が整った場合、良い気エネルギーが均等に広がり、住んでいる人々に安定感や調和をもたらすとされています。形状が整っていることで、エネルギーの流れが円滑に行われ、ポジティブな影響が期待されます。

四角形や長方形の土地は、土地利用の観点からも有利です。建築や庭の配置がしやすく、スペースを効果的に活用できるため、住宅や農地などの開発において使い勝手が良いとされています。

さらに、四角形や長方形は直線的でシンプルな形状を持っており、これが調和や秩序を象徴するとされています。このような形状が土地に見られると、住んでいる人々にとって安定感や平和な環境をもたらすと信じられています。

川や道路のカーブの内側にある

川や道路のカーブの内側にある土地が縁起が良いとされる理由は、風水や伝統的な信仰において、特定の場所や環境が生活に良い影響を与えると信じられているためです。

川や道路のカーブの内側にある土地は、風水的な観点から見て安定感や安らぎをもたらすと考えられています。カーブの内側に位置することで、エネルギーが流れやすくなり、自然の力が住んでいる人々に対してポジティブな影響を与えるとされています。

また、風水では水の流れが重要視されます。川の流れや道路のカーブの内側は、エネルギーの集まりやすい場所とされ、これが土地全体に安定感や調和をもたらすと信じられています。川の流れや道路のカーブの内側は、良い運気が土地全体に広がりやすくなるとされ、住んでいる人々にとって繁栄や幸福をもたらすと考えられています。

この信念は文化や地域によって異なりますが、風水や伝統的な信仰においては、土地の配置が生活環境に与える影響が重要視され、特定の場所が吉兆とされることがあります。

整備された公園があるなど周辺の環境が良い

周辺の環境が整っている土地が良いとされる理由は、快適な生活環境や豊かな暮らしに寄与すると考えられているためです。

整備された公園が周辺にある土地は、自然の美しさや緑豊かな環境ともいえます。公園は樹木や花々、広場などが整備されており、これが住んでいる人々にとって穏やかで心地よい空間を提供します。自然と触れ合える場所が近くにあることは、ストレスの軽減やリラックスにつながり、縁起が良いとされる理由の一1つです。

また、整備された公園がある土地は、健康的な生活をサポートします。散歩やジョギング、レクリエーション活動がしやすくなり、住んでいる人々にとって健康促進や運動の機会が増えることが期待されます。良好な健康状態は、幸福感や生活の満足度に寄与するとされ、縁起が良いとされる要素となります。

さらに、整備された公園は、地域全体の社会的な結びつきを促進する場でもあります。人々が公園で集まり、交流することでコミュニティの結束が強まり、住んでいる人々が共に育む良好な生活環境が形成されます。

四神が揃っている

四神が揃っている土地は、風水や東アジアの伝統的な信仰において縁起が良いとされています。四神は、東方に青龍(せいりゅう)、西方に白虎(びゃっこ)、南方に朱雀(すざく)、北方に玄武(げんぶ)の四つの神獣を指し、これらが土地の四隅に配置されることが吉兆とされています。

四神はそれぞれ五行説に関連し、木、火、土、金、水のエネルギーを象徴しています。四神がバランスよく配置されることで、これらのエネルギーが土地全体に均等に広がり、良い気や調和のエネルギーが流れるとされます。

青龍は東方にあり、白虎は西方、朱雀は南方、玄武は北方に配置されます。これによって、四神が土地を守り、良い気を取り込み、住んでいる人々に対して安定感や幸福感をもたらすと信じられています。

また、四神の配置は方角によって異なる属性や意味を持ちます。たとえば、朱雀は夏や熱を象徴し、白虎は秋や金属を表します。これが四季や五行説と結びつき、豊かな自然環境と調和した生活を提供するとされています。

土地選びで失敗しないためのチェックポイント

土地選びでは、縁起の良し悪しだけでなく土地の状態についてもチェックすることが重要です。地面やその土地でこれまでに起こったことや、将来的な開発計画について事前に調べることで、適切な土地を選択することにつながります。

最後に、土地選びで失敗しないためのチェックポイントを5つに分けて解説します。

地歴

土地選びで失敗しないためには、地歴の入念な調査が欠かせません。土地の歴史や過去の出来事、地域の特徴を理解することで、将来の生活環境や投資の安定性を予測できます。自然災害のリスクや土地の権利関係、制約事項も確認しておくと、将来的なトラブルの回避にもつながります。

また、地域社会や近隣のインフラの歴史を知ることで、新しいコミュニティでの適応性を高めることが可能です。地歴の調査は土地選びの基本であり、慎重な情報収集が賢明な決断へと導くでしょう。

災害歴

土地選びで災害歴を調査することも重要です。過去の地震や洪水、台風などの発生頻度や影響を確認することで、その土地の安全性を評価できます。特に災害が頻発する地域は、将来のリスクが高まるため、事前に調査しておきましょう。

また、自治体の防災対策や過去の対応も考慮しましょう。過去の災害での経験や対策が整備されている場合、災害時の被害軽減が期待できます。適切な避難経路や施設が整備されていることで、住民の安全が確保されます。

用途地域

用途地域とは、土地がどのように利用されるかを定めた地域計画の基準のことです。用途地域を確認することで、土地の利用制限や建築条件を理解できます。住宅や商業、工業などの用途地域は、それぞれ異なる規制が適用されます。土地の将来的な利用目的や建築計画を検討する上で、用途地域の理解は不可欠です。

また、用途地域は周辺環境や将来の発展性を見極める上で重要な手段となります。商業地域や住宅地域、公共施設が近隣にあるかどうかは、生活の便利さや将来の土地価値に影響を与えます。

加えて、用途地域の確認は土地の取引や建築プロセスにおいてトラブルを未然に防ぐ役割も果たします。不適切な用途地域での建築や利用は、法的な問題を引き起こす可能性があります。用途地域を正確に理解することで、不測の事態を回避できます。

住環境

住環境は日常生活に直結し、快適な居住体験や将来の生活満足度に大きな影響を与えます。近隣に学校、医療機関、ショッピングエリア、公園などの施設があるかどうかを調査することで、日常のニーズに対するアクセスや便利さを評価できます。

また、住環境の安全性も考慮すべきポイントです。犯罪統計や地元の治安情報を確認することで、住む地域の安全性を評価できます。

住環境には自然環境も含まれます。美しい景観や自然が身近にあるかどうかは、居住者の精神的な健康やリラックス感に影響を与えます。公園や緑地が整備されているかどうかを確認することで、自然に触れ合える機会が豊富かどうかを判断できます。

開発計画

開発計画は将来的な土地利用や周辺環境の変化を示唆し、投資先としての魅力や将来の価値を予測する材料となります。周辺地域の都市計画や再開発計画をチェックすることで、新たなインフラや施設の整備、地域の発展計画などが分かります。

また、開発計画は土地の価値変動を予測する要素でもあります。計画された新しい公共施設や商業エリアの整備があれば、土地の需要や将来的な価値が上昇する可能性があります。

加えて、開発計画は住環境の向上にも繋がります。公園や歩行者フレンドリーなエリアの整備が計画されている場合は、住民の生活満足度が向上し、住む価値のある地域となるでしょう。

まとめ

土地選びでは、縁起の良し悪しを考慮することが重要です。風水的に縁起悪い土地は不規則な形状や狭い入口、低い位置、傾斜地などが挙げられます。一方、縁起良い土地は日当たり良好で四角形・長方形の形状、川や道路の内側に位置することが特徴です。

土地選びで失敗しないためには、地歴や災害歴、用途地域、住環境、開発計画を確認しましょう。これらを総合的に考慮することで、賢明な土地選びが可能となり、将来の生活や投資に良い影響を与えます。

吹田市・摂津市でマイホームの購入をお考えの方は、Jin-Houseにご相談ください。Jin-Houseは、お客様のライフスタイルなど理想に合わせた住まいづくりを提供します。お気軽にご相談ください。

Jin-House公式HP

一覧へ戻る