コラム

ランドリールームは何畳必要?用途別に解説|広さ別にレイアウトの一例も紹介

ランドリールームを設ける際、「何畳必要なのか」「家事動線や収納はどうすれば良いのか」など、悩む方も多いのではないでしょうか。ランドリールームの広さは、用途や家族構成、ライフスタイルに大きく左右されます。

本記事では、快適なランドリールームを作るための最適な広さや、後悔しない間取りのポイントを詳しく解説します。収納の工夫やよくある質問もまとめました。理想のランドリールームづくりに役立つ情報を紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

ランドリールームは何畳必要?用途に合わせて決めよう!

ランドリールームが快適に使える広さは、日々の洗濯のスタイルや家族構成により異なります。用途にあった広さを選ぶことで、家事効率が格段に向上するでしょう。

たとえば、乾燥機メインでシンプルに使いたい場合は、1.5〜2畳で十分です。一方、洗濯物を干したり畳んだりする作業も同じ場所で行いたいなら、2.5〜3畳が快適とされています。

家族が多く洗濯物の量が多い場合や家事動線を重視するなら、3.5〜4畳が理想的でしょう。さらに、脱衣所やホールと兼用する場合は4畳以上を確保すると、より多機能に使えます。

このようにランドリールームを設置する際は、日常の洗濯作業を具体的にイメージし、必要な広さを決めると後悔しない家作りに繋がりやすいです。

【用途別】ランドリールームの最適な広さを紹介

前述の通り、ランドリールームの最適な広さは、用途や家族構成などにより異なります。ほかにも、広さを決める際に考慮しておくほうが良い基準があります。ランドリールームの広さを決める4つの基準は、以下の通りです。

  1. 何をどのくらい収納するか
  2. 生活スタイルに合うか
  3. どんな機能を求めるか
  4. 他の部屋とのバランスはどうか

上記を考慮して広さを決めると、住み始めてから快適に使いやすいランドリールームに仕上がりやすいです。

広過ぎても導線が増えてしまいますし、コンパクト過ぎても窮屈に感じてしまうでしょう。ここでは、4つの条件を考慮したうえで、ランドリールームの最適な広さを紹介します。

1.5〜2畳:乾燥機メインのシンプルな洗濯室

乾燥機をメインに使う場合、1.5〜2畳のスペースがあれば効率的に洗濯作業が完結するランドリールームになるでしょう。洗濯機と乾燥機を縦に配置すれば、省スペースで使いやすく、デッドスペースが少なく済むのでおすすめです。

空間上部に余白ができる場合は、壁面収納を備え付けると、空間を有効活用できます。1.5〜2畳のランドリールームの場合は、限られたスペースのなかでいかに空間を活用できるかで使い心地が変わってくるでしょう。

乾燥機を多用するライフスタイルなら、最小限のスペースでも問題なく機能します。限られた間取りでも設置しやすい広さです。

2.5〜3畳:干す・畳む作業までひと部屋で完了

洗濯物を干してから畳む作業までランドリールームで行いたい場合は、2.5〜3畳が最適な広さといえます。洗濯機と物干しスペースに加え、カウンターや棚を設ければ、アイロンがけや畳む作業がスムーズです。

天井に昇降式の物干し竿を設置すれば、洗濯物を干さない時間に収納しておけるので、空間を広く使えるでしょう。工夫次第では家族4人分の洗濯物を干すスペースも確保でき、日常の洗濯作業が効率よく完結します。洗濯の動線がまとまり、家事効率が上がる広さです。

3.5〜4畳:ファミリー向け・家事動線重視

家族が多い場合や家事動線を重視するなら、3.5〜4畳が理想です。この広さなら、洗濯機・乾燥機・物干しスペースに加え、作業用カウンターや広めの収納スペースも確保できるでしょう。

外干しメインの場合は、ベランダへの導線を考慮すると、移動する際の効率アップも期待できます。部屋干しや乾燥メインの場合は、収納スペースを広く設けて畳んでから収納までが完結できるランドリールームにするのもおすすめです。小さな子どもがいても作業しやすく、効率的に家事を進められる広さでしょう。

4.5畳以上:多機能スペース・他の部屋と兼用

ランドリールームを他の部屋と兼用するなら、4.5畳以上が適切です。たとえば、脱衣所やファミリークローゼット、作業スペースと兼用すれば、家事の合間に洗濯ができるでしょう。広いスペースなら、洗濯・干す・畳む・収納する作業がひと部屋で完結します。

また、ランドリールームを趣味スペースや書斎などの用途と併用することも可能です。たとえば、書斎としてデスクを備え付ければ、作業もできますし洗濯物を畳む際の台としても使用できるなど、さらに効率よく快適なランドリールームに仕上がるかもしれません。

4.5畳以上のランドリールームは用途が広がるため、限られた空間を最大限に活用したい家庭におすすめです。

ランドリールームを他の部屋と兼用するメリット

ランドリールームをほかの部屋と兼用することで、スペースを効率的に使いながら家事動線を短縮できるメリットがあります。ここでは、脱衣所・キッチン・ホールとランドリールームを兼用する際のメリットを見ていきましょう。

脱衣所と兼用

ランドリールームを脱衣所と兼用すると、お風呂に入る際にすぐに洗濯機に服を入れられるので、無駄な導線を減らせるメリットがあります。洗濯物が散らかりにくい点も魅力の一つです。

また、脱衣所に物干し竿を設置したり、畳む際に使用できる台を設ければ、洗濯後に干して畳んだ衣類をその場で収納できるでしょう。家事動線が短く済みます。

収納スペースをしっかりと確保すれば、お風呂に入る際に必要なタオルや着替えもすぐに取り出せるので便利です。ただし、浴室の湿気が洗濯物に影響しないよう、換気や除湿対策が必要不可欠な点は注意しておきましょう。

家事スペースと兼用

「ランドリールームを家事スペースと兼用することで、家事を一つの部屋で並行して行えるため、家事効率が向上するメリットがあります。たとえば、アイロン台やデスクがあれば、洗濯機を回している間に作業が進むでしょう。

ほかにも、キッチンの近くにランドリールームを設置すると、台所での作業と洗濯物の工程を効率よくこなせるほか、家事動線もスムーズです。その場合は、料理の匂いが洗濯物に移らないよう、換気扇を活用するなどの工夫も忘れないようにしましょう。

ホールと兼用

ホールとランドリールームを兼用すれば、限られたスペースを有効活用できるメリットがあります。吹き抜けや窓がある場合は、風通しが良く、洗濯物が乾きやすい環境を作れる点も魅力です。

設計次第では来客時にも洗濯物が目につきにくいため、室内干しに最適といえます。さらに、クローゼットをホールを上がってすぐの場所に配置すれば、洗濯後の収納もスムーズになるでしょう。

ただし、ホールは家族が通る場所でもあるため、動線を邪魔しないように工夫することが大切です。

ランドリールーム設置時に後悔しないためのポイント

ランドリールームを快適に使うためには、設置時にいくつかのポイントを押さえることが重要です。ここでは、ランドリ=ルームを設置する際に後悔しないためのコツを紹介します。

狭すぎず広すぎない間取りにする

ランドリールームは、適切な広さにすることで快適に使えます。狭すぎると洗濯物を干す・畳む作業がしづらくなり、広すぎると除湿や掃除が大変です。家族4人なら3畳程度が目安といわれています。

たとえば、1.7m×2.6mのスペースを確保すると、2mの物干し竿を設置し、作業スペースと通路を確保できる広さになります。洗濯機や乾燥機の配置も考慮し、無駄な動線が生まれない間取りにすると、効率よく家事を進められるでしょう。

家事動線をイメージする

ランドリールームの配置は、家事動線を意識すると効率アップが期待できます。たとえば、洗濯後すぐに衣類を片付けたい場合、クローゼットや収納を近くに配置すると便利です。

また、料理をしながら洗濯することが多いなら、キッチンに隣接させると並行作業がしやすくなります。動線が悪いと無駄な移動が増え、作業効率が下がる原因にもなりかねません。日々の家事の流れを考慮し、スムーズに移動できる間取りにしましょう。

換気ができる環境にする

ランドリールームの湿気対策には、換気が欠かせません。風通しが悪いと、洗濯物が乾きにくくなり、生乾き臭やカビの原因になります。窓を設置するほか、換気扇や換気システムを導入すると効果的に換気できるでしょう。

たとえば、天井近くに窓をつければ効率よく湿気を逃がせます。ランドリールーム内で洗濯物を干すなら、外からの風を取り入れることで、洗濯物が乾きやすくなるかもしれません。湿気を溜めない工夫をして、快適に洗濯できる環境を維持しましょう。

コンセントの数と場所を考慮する

ランドリールームでは、コンセントの数と配置箇所が作業効率に大きく影響します。ランドリールーム内でどんな過ごし方をするか、何を置くかを考慮してコンセントの数と設置場所を決めましょう。

たとえば、ランドリールームでは洗濯機や乾燥機の使用のほか、アイロンや除湿機、サーキュレーターなども使う可能性があります。そのため、十分な数のコンセントが必要です。

設置場所を考慮しないと延長コードを使用しなければなりません。家電を使う場所を事前に想定し、使いやすい高さに配置することで、快適で安全な作業空間を作りましょう。

収納スペースを十分設ける

ランドリールームに十分な収納スペースがあると、家事効率が向上します。洗剤やハンガー、アイロン、洗濯ネットなど、日常的に使うアイテムはすぐ手に取れる場所に収納しましょう。

たとえば、洗濯機上部に吊戸棚を設置すると、デッドスペースを有効活用できます。タオル類も収納できる棚があれば、洗面所や浴室への動線がスムーズです。乾燥機を設置するのもおすすめです。

また、クローゼットをランドリールームと隣接させると、洗濯物をその場で畳んで収納でき、片付けの手間が省けるメリットもあります。

ランドリールームの収納量を増やすコツ

ランドリールームの収納力を高めるには、デッドスペースや壁面を有効活用することが大切です。たとえば、洗濯機の上にランドリーラックを設置すると、洗剤やタオル、ハンガーをまとめて収納できます。

幅や高さが調整できるタイプなら、収納するものや量に合わせて調節が可能です。無駄なスペースを減らせるメリットがあります。

また、壁面に有孔ボードを取り付ければ、フックや小物入れを使ってアイロンや掃除道具などをすっきり収納できるでしょう。引き出し付きのワゴンを活用すると、移動しながら必要なものを取り出せて便利です。

こうした工夫を取り入れ、限られたスペースでもできる限りの収納量を増やすと、使いやすいランドリールームに仕上がるでしょう。

ランドリールームを設置する際によくある質問

ここでは、ランドリールームを設置する際によくある質問をまとめました。疑問点の解消にお役立てください。

ランドリールームの広さによって費用は変動する?

ランドリールームの費用は広さに比例して変動することが多いです。スペースを広くすればするほど、壁材や床材、設備の量が増え、施工費用も高くなるでしょう。

たとえば、3〜4畳以上でランドリールームをほかの家事や作業と並行できる多機能的なスペースを作るとなると、収納棚やカウンター、換気設備の強化などが必要となり、コストが上がります。

さらに、シンクや電源工事を追加すれば費用は増加するでしょう。ライフスタイルに合った広さや機能を考え、無駄のない設計を心がけることが重要です。

ランドリールームはどの方角に配置するべき?

ランドリールームは、工夫次第でどの方角にも設置可能です。日当たりを重視するなら、西側や南側が最適でしょう。窓から光が入り、自然乾燥しやすくなり、家事のモチベーションが変わるかもしれません。

一方、北側は湿気がこもりやすいイメージがありますが、換気扇や除湿機を活用すれば問題ありません。陰干しが必要なデリケートな衣類には北側が向いている場合もあります。どの方角でも湿気対策を施せば、快適に利用できます。

まとめ

ランドリールームの最適な広さは、用途や家事動線などいろんな要素で決まります。どんなふうに使用するかイメージしたうえで、広さを決めることが重要です。

本記事では、ランドリールームの広さの目安や快適に使える広さを決める基準を解説しました。また、広さを決めるうえで後悔しないためのポイントもあわせて解説しています。これから家づくりを検討している方は、本記事の内容をぜひ参考にしてください。

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